大切なわが子の歯を守るためには、お子様が小さい頃から予防ケアの習慣をつけてあげることが必要です。乳歯は永久歯の生みの母とも言われるように、丈夫な乳歯を育てることが、健康な永久歯の育成へとつながります。
日本人の子どもは虫歯が多いといわれています。虫歯予防先進国と言われるスウェーデンに比べて約4倍、虫歯予防に熱心というイメージがあまりないアメリカよりも多くなっており、先進国の中ではとくに多い国となっています。
その原因が予防歯科への意識の低さ。歯医者は虫歯を治療する場所という親の意識、あるいは子どもの歯医者に対する恐怖心などもあって予防のために歯科を訪れる習慣が少ないのです。
虫歯はさまざまな要因が重なって発生するものです。単に歯磨きが足りないから、甘いものばかりを食べているから、だけではなく、本人の体質や生活環境にも大きな要因があるのです。子どもひとりひとりの口内の状態を把握し、正しい虫歯予防を行うためにも予防歯科は重要な意味を持ちます。
予防歯科では歯の掃除だけでなく、フッ素の塗布や歯磨きの指導が行われます。歯を強化し、虫歯のなりにくい状態にするとともに、正しい歯磨きで汚れが付着しない環境作りを行います。
「歯質」「食物」「細菌(虫歯菌)」の3つが重なったところにムシ歯ができます。
この時期は、定期検診(3ヶ月おき)がとても重要です。小さい子どもへ負担のかからない低濃度のフッ素塗布と、親御さんへの食事・ブラッシング指導を中心に行います。
定期検診(3ヶ月おき)をしっかり行ってください。、フッ素塗布、食事指導、親御さんに加え、子ども自身が自分で正しく磨けるようにブラッシング指導を丁寧に行います。
歯の王様「六才臼歯」がはえてくる大切な時期です。はえたての歯は虫歯にかかりやすく、咬む面の溝が深いので磨き残しが多くなります。六才臼歯が顔をだしたら一度ご来院ください。
成人の方と同じ予防スタンダードプログラムを行なっていきます。必要であれば、咬む部分に樹脂をつめて虫歯を予防します(シーラント)。